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雲の下の坂

このみじかい物語は、その日本史上類のない不幸な悲観論者達の物語である。やがてかれらは、国立大学法人のリーダーとして、法人の再編というとほうもなく下らない仕事に無我夢中でくびをつっこんでゆく。最終的には、このつまり小役人国家がもったこっけいなほど悲観的な連中が、我が国におけるもっともふるい官僚機構の一つと対決し、どのようにふるまったかということを書こうとおもっている。悲観論者たちは、そのような時代人としての体質で、後ろをのみ見つめながらあるく。くだってゆく坂の下の黒い地面にもし一つのおおきな水たまりが横たわっていたとすれば、それのみをみつめて、途中で転んでこの水たまりに落ちてはいけないと、そのことばかりを心配し、心配した通りに石に蹴躓き、おっとっとと言いながら水たまりを避けようとして避けられず、水たまりの中に倒れ落ち、素直に立ち上がればそれまでなのに真のリーダーシップがどうのと論じながら水に溺れてゆくであろう。ポテチン。

(この記載は明治期を舞台にしたフィクションです。)

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