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学長離任式

 ウチの学部ではなぜか、学内の他の場所でいう三役、つまり学部長、評議員、副学部長のことを「補佐会」と呼ぶ。もともとは学部長を補佐する評議員と副学長を含めた会議のことであるが、補佐される学部長まで含めて補佐会と呼ぶのは変な気もする。
 でも使って何年も経っているので、その点について疑問を述べる人はいない。
 今度の4月からその三役になる面々で、5階のある部屋で次期補佐会を先日開いて打合せをした。途中、休憩も入れたが、グダグダと5時間ほど打合せは続いた。
 その間にふと思い出して、「そういえば、学長の離任式はいつなのかな?」と私が問うた。「さあ」と返事がある。「今日じゃないですか?」ともう一人が言う。

´ω`)ノ 前回は〇〇学部長のときだったが、3月の最後の日じゃなかったんだよね。ちょうど、今日ぐらいじゃなかったかな? 今日かも知れないね。
(`ε´) 評議員は呼ばれないのか?
(^ω^) 今は副学部長だから。
(`ε´) そうか。

現評議員殿は隣の部屋で転出のための荷造りをしている。評議員が呼ばれていないのは明らかだった。

(`ε´) かしこまった儀式なんじゃないの?
´ω`)ノ そうなのかねぇ。最後に車で送り出して、さよなら~っていう、とは聞いてるけど。しかし、離任式がなんで最後の日じゃないんだろうね。31日まで学長で、何かあったらやんないといけないんでしょ?
(`ε´) 誰が出るんだろ?
(^ω^) 教員の方はナントカ以上なんだろうね。事務方もナントカ以上みたいよ。
´ω`)ノ そこまで出るのか?

と呑気な話を続けた。
 話は呑気であったが、心中は呑気ではなかった。

── この離任式を2年前にさせるべきではなかったか?

そういう悔いが残っているからである。あの学長の良い所は何もしないことだった。それが離任直前に無理な方向に舵を切ってきた。何かをするというなら、そのときから別の学長を選んだ方が良かったのである。少なくとも準備の時間はあったろう。
 2年前の時点で、別の学長を選ぶのは簡単だったのである。
 
 離任式は話題に出たが、学長については誰も触れなかった。この1年、われわれの関心事は終始、学長ではなく、理事の去就だったからである。

(この記載は近未来を舞台にしたフィクションです。)

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