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西ナンジャラスタン文理融合大学風雲録

 20XX年、ナンジャラスタン人民共和国西部にある、ここ、西ナンジャラスタン文理融合大学では、「現在の方針を土台から見直す」と叫ぶ一部上層部教授の迷走によって、今日も波乱に満ちた日々が続いていたのである。

 ほっほっほ、西ナンジャラスタン文理融合大学、地域文理学部の前学部長の、ナンジャー・ソージャッタでございます。ほほほほほ。まあ、何と言いますか、学部長を辞めたので暇になると思っていたんですが、その割には雑用ばっか、まだやらされておりますなぁ。ほっほっほっほほほほほほほ。おー、そうじゃった。まあそれはそれとして、今のなんじゃらの話も別にして、ですねぇ、まあ何というか、根本はですねぇ、結局、金がないということなんですね。ですから、まあ、誰が悪いということでもなく、いやまあ、悪いのはあるんでしょうが、「みんなビンボが悪いのや、ナンジャラスタンのアップリケ」という、まあ、なんというか、そういうことだと外さまには説明した方が、まあ、無難ですよね。
 そう、まあ、金がないんですよ。金がないという話は、まあ、他の人民大学さんでもいろいろあって、もう、挨拶代わりですね。人が集まると、貧乏自慢になったりしましてね。ウチはこんなに貧乏だ、いや、まだ甘い、ウチはここまで行ったぞ、とかね。止めなはれと言いたくなりますけれどね。ほほ。
 まあしかし、ウチの場合は、まあ、確かに金がない。それでどなたかが言っていたんですが、「これでまた理系を作ると、ますます金がなくなる。」まあ、そうですよね。理系は人民大学が学生を集めていますが、しかし、そうなるのは国が人民大学に補助しているからであって、人民大学がエラい訳でも何でもない。私立大学にも同じお金が落ちれば、立派にできる訳ですよねぇ。
 それでまあ、私もね、全学の会議でね、「そんなにお金がないなら、文系に比重を置いた大学に転換したらいかがですか?」と。そう言う機会を待っていたんですが、機会がなかったですね。ほほほほ、ほんと、情けない。
 それでもまあ、それに近いことは言いましたかね。「授業料、理系は高く設定したらいかがですか?」「理系は実習にそんなに金がかかるなら、学生から徴収したらどうですか?」とね。むろん嫌がられましたよ。
 しかしまあ、所謂文系と理系でね、教育にかけるお金が違っている、理系が高い。なのに授業料が一緒って、それ、ありますか? まあ、私らが言っても無視されますが、学生の父兄に言って頂くといいんでしょうねぇ。
 現実問題、金がないんなら、文系中心で活路を見出す以外にないんじゃないんですかね? まあ、それが嫌なら、まあ何と言いますか、そこはごまかして、文理融合の学部(実は文系中心)ですとかね。それで文系からも理系からも学生を集めりゃ、いいんじゃないですかね。まあ、こんな話をして、世間でいう所の、小人閑居して不善をなす、ということでありますかな、ほほほほほほ。

(この記載はナンジャラスタンを舞台にしたフィクションです。)

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