« ウチの教養学部はどこが弱いのか? | Main | 続・ウチの教養学部はどこが弱いのか? »

理工の大括り:予定通りの不発

 1年半か2年半前のことである.全学の会議で監事から,理工の学科大括り化(を含む計画)の進行が遅れている旨の指摘があった.異例であるので記憶に残った.その後,偶々ご一緒した理工の高位の方に大括りがどうなっているかと聞いたことがある.返答は意外にも「現状とあまり変わらないものになることで決まりました」というものだった.
 それ以上は触れなかったが,「決まった」というのは意外だった.全学の会議ではその種の話は出ていない.たぶん理工内部の何れかのレベルでそのように決めたのだろうが,状況は分からない.
 その後も理系の大括りの話題はほとんど出なかったように思う.私が理系の大括りに興味を覚えたのは,大括りがきっかけで教養教育などの仕組みに進歩が生じるかも知れない,と思ったからである.だが大括りは事実上ないも同じものに終わった.教員養成の学生定員の処理とセットになるので,昨年の秋には文科省と詰めていないといけないはずである.話はなかなかはっきりしなかったが,新年になる辺りから,何年か前に伺ったのと変わらぬ話で決まったように聞こえてきた.むろん何年か前とは,学生定員の処理が入る点が異なってはいる.
 なんとなくポテチンな結果ではあるが,だからと言って大学が危なくなる訳ではない.単に,地味な展開の事例が1つ増えただけである.
 そもそも,学科大括りに意味があるのは,大括りした上で適用する教育システムに特段のプランがある場合である.そのようなプランがない以上,大括り自体は労力の無駄使いに過ぎなかったろう.

|

« ウチの教養学部はどこが弱いのか? | Main | 続・ウチの教養学部はどこが弱いのか? »

Comments

~に意味があるのは~によって適用する特段のプランがあるからである。特段のプランがなければ~は労力の無駄遣い

他の「~改革」とやらも、みんな「特段のプラン」がないですね。
リーダーらしき方に「特段のプラン」を考える知性が全くないんでしょう。

Posted by: 毎度お馴染み | April 07, 2017 at 05:22 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/48252/65117132

Listed below are links to weblogs that reference 理工の大括り:予定通りの不発:

« ウチの教養学部はどこが弱いのか? | Main | 続・ウチの教養学部はどこが弱いのか? »